近代日本最大の啓蒙思想家・福澤諭吉の大ベストセラー『学問のすすめ』。本書は歯切れのよい原書のリズムをいかしつつ、文語を口語に移した現代語訳である。国家と個人の関係を見つめ、世のために働くことで自分自身も充実する生き方を示した彼の言葉は、全く色あせないばかりか、今の時代にこそ響く。読めば時代情勢を的確に見極め、今すべきことを客観的に判断する力がつく。現代にいかすためのポイントを押さえた解説つき。
現代語訳されたことで、コンテンツとしての価値がさらに際だった。エネルギッシュに本を量産される斉藤先生のお仕事の中でも、これはとても価値あるものだと思う。学生時代に読んで以来だが、こんなにも現代に示唆に富む事が語られていたことに驚く。この本を基準に色々な人が議論できる様になれば良い世の中になると思う。現在に必要なのは、統合的で良く練られた視点・価値観と知識の体系を社会で広く共有することではないだろうか。だれもが一度は読んでみて欲しい本だ。